「スタッフのコラム」を更新しました!(R6.12.06)
◯ 年末の大掃除
今年も一年が終わりを迎えます。あっと言う間の一年だったように感じます。年末には様々なイベントがありますね。その中の一つに「大掃除」があります。大掃除は、部屋がきれいになるだけでなく、実は心にも良い影響があると言われています。今回は、心理学の視点からみた大掃除の効果について、いくつかご紹介します。
1. ストレスの軽減
「片付ける」という行為は、私たちのストレスを軽減し、心をリフレッシュする効果があります。散らかった空間は、無意識に脳を刺激し、ストレスや不安感を引き起こす要因となります。また、片付けをやらなければならないと認識することもストレスになります。大掃除を通じて身の回りを整えることで、頭の中をスッキリさせ、ストレスを軽減させる効果が期待できます。
2. 行動をしたことで自信がつく
片付けを終えた後の達成感は、心に良い影響を与えます。大掃除をこなすことで、達成感を得ることができ、自分の行動力に対する自信が高まります。心理学では、これを「自己効力感」と呼んでいます。自己効力感は、モチベーションや新しい行動への意欲が増えることで知られています。自分に自信を持つことで、翌年の新しい目標に取り組む際の後押しになるでしょう。
3. コミュニケーションの場にも
大掃除は一人で行うだけでなく、家族と一緒に取り組むこともできます。一緒に作業を行うことで、役割を分担し、達成感を共有し合うことができます。また、部屋を片付ける過程で出てくる思い出の品や過去の出来事について話すことで、会話のきっかけが生まれ、家族の絆が深まることもあります。学校や職場であれば、友人や職場の人とのコミュニケーションの場になります。
年末の大掃除は、単に部屋をきれいにするだけでなく、心の中を整理し、スッキリと新しい年を迎えるための準備でもあります。片付けを通して心の安定や達成感を得ることで、新年の目標達成にも良い影響を与えるでしょう。忙しい時期ではありますが、心理学的な視点からの効果を意識して、取り組んでみてくださいね。
飯髙