節分の時期に小学校で「自分の中の追い出したい鬼」を考える取り組みがなされており、とても興味深く感じた。「鬼」という言葉だけでも十分に恐怖心をあおるものだが、その鬼が自分の中にいるという発想に、まず驚かされた。鬼は外から攻撃してくるものとばかり思っていたのが、「鬼が自分の中にいる…」というとらえ直しを求められるのだ。これまでの考えを180度転換させられるのだから、子どもたちにとっては、青天の霹靂(へきれき)といっても過言ではない大事件ではないだろうか。しかし、そのような発想の大転換を素直に受け止められるのは、子どもの柔軟なこころのなせる業なのかもしれない。学校の廊下を歩きながら、子どもたちが描いた表情豊かな鬼の絵を観て、ふと思った。「今年は恵方巻きを食べ損ねてガッカリ…」と未だに悔やむ私の中にいる鬼は、「食いしん坊鬼」か? それとも「幸せを願いすぎる鬼」なのか・・・。(今)
東日本大震災から5年になります。住環境などが整っていく一方、子どもたちは、成長と共に震災のとらえ方が変化しているようにみられます。私たちができることは微々たるものかもしれませんが、引き続き、子どもたちに寄り添いながら支援をしていきたいと考えております。
スクールカウンセラーとして訪れる学校で卒業式の歌の練習が聞こえてきますと、もう春が近づいていることを感じ、ちょっぴり切ない気持ちになります。3月号のニュースレターでは、
『中村二小の豆まき』、『磯部小のなわとび大会』などについてお伝えします。