いつものように学校に到着し、職員室にカバンを置いてから相談室に行った。相談室は、なぜだか匂いがこもりやすいようで、いつも学校に着くと、相談室の窓を開けるのが日課となっている。部屋に入った瞬間に、何やら違和感を覚えた。横目に入ってきた壁がざわついている。こんな感じだったっけな、と壁に目をやると、折り紙がたくさん貼ってあった。それらは、カウンセラーの誕生日を祝ってくれる、メッセージだった。思わず、「わぁー」と一人、声を上げてしまった。そして、暫し、その感じを味わうべく、イスに座り、それらを眺めていた。それから、1つ1つのメッセージに目を通し、何が書いてあるかに目を通した。そこには、“いつもありがとう”との言葉が散りばめられていた。ジワっと、目頭が熱くなった。何かしてあげられたことがあったのか。。。これからも、子どもたちの幸せを願い、そして私に出来ることを少しずつ積み重ねていこうと思った。
(大)