6月26日(水)に特定非営利活動法人相馬フォロアーチーム2013年度総会が行われました。総会では、2012年度の活動報告案・決算報告案、2013年度の活動計画案・予算計画案などが提案され、承認されました。
学校巡回心のケア事業の2012年度の活動報告が行われ、巡回している学校の子どもたちは一様に元気で、震災によるPTSDが疑われる事例はないことが報告されました。スタッフは問題への対応というよりも予防啓発活動と授業観察や学習支援により「勉強がわかる」「学校が楽しい」「自分に自信が持てる」というサポートを心がけていることが報告されました。
また、昨年度は仮設住宅での東京大学学生ボランティアの協力による寺子屋事業を行いましたが、今年度は仮設住宅以外でも月一回寺子屋事業を開始しました。
今秋には、LVMH子どもアートメゾンも完成します。
総会での議論を踏まえて、今年度もより一層活動に励みたいと考えております。
なお、総会資料は準備が出来次第、当ホームページにも掲載いたします。
6月3日(月)の午後、この春に国家公務員になられた2名が相馬フォロアーチームに来て、職場体験を行いました。
当チームでは、最初にガイダンスを行い、事務作業のお手伝いをしていただきました。後半は津波被災地区を車から視察し、被災校でフォロアーチームがスクールカウンセラーとして活動している様子や仮設住宅での住民の皆様との関わりに参加しました(写真は、学校で校長・スクールカウンセラー・保健師との情報交換の様子)。
これは「国家公務員初任行政研修地方自治体実地体験」という初任者研修の一環で相馬市には今週一週間滞在し、当チーム以外にも市の各課を一日ずつ実地体験します。幅広い体験をして、住民の声を直接聞き、地域の多様性、住民の意識やニーズについて意識を深め、今後の仕事に生かされるようです。
相馬市には、5名が配属され、さらに2班に別れ、当チームには一名は外務省大臣官房、もう一名は国土交通省港湾局に勤務している2名が来ました。国家公務員の初任者が全国の地方自治体に散らばって研修を行っているとのことですが、東日本大震災の被災地は希望者が多く、相馬市は希望者が3倍のために抽選で選ばれたとか。
ぜひとも、今回の研修を活かして、これから活躍していただきたいと思います。